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東山魁夷心の旅路館 山口小学校図工の授業へ ①

(2016年6月17日 06:47 | カテゴリ:教育・学習・文化・スポーツ, 文化, 総合事務所)

 

 

6月15日(水)、山口小学校1年生の皆さんの図工の時間におじゃましました。

文化振興課渡邉学芸員より、東山魁夷画伯の紹介と絵画について、お話をしてもらいました。

 

今回は、1年生の皆さん(10名)と一緒に、東山魁夷作品の特徴のひとつである「倒影(とうえい)」に注目し、簡単な制作を通して東山作品の構図や表現、効果を理解するということを目的に授業をすすめていきました。

 

今回、1年生のみなさんには「“うつる”せかいをつくろう」というテーマで体験してもらいました。

 

まずは、絵の鑑賞から・・・【緑響く】

 

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「みなさん、この絵を見て、何がかいてありますか?」

と、学芸員から聞かれると、

「うまがおる~。」

「小屋から逃げたうまかなぁ。」

「木が倒れとる。」

 

「じゃあ、季節はいつだと思う?」

「涼しそうだから秋だと思う。」

「落ち葉がないから夏。」

「木がいっぱいだったから秋だと思う。」

 

次に・・・【二つの月】

 

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「では、この絵は、どうですか?」

「月がある。」

「いん石だと思ったら、月だった。」

「木がいっぱいある。」

 

「じゃあ、みんながこの絵の中にいると思ってください。時間は何時くらいかなあ?」

「夜の9時。」

「夜の3時。」

「そうだねぇ。夜なのになんでこんなにあかるいんだろう?みんな夕方の白い月って見たことない?」

「ある~。」

「夜でも、お月様ってすごく明るく見えることもあるんだねぇ。」

 

しばらく、こんな楽しいやりとりがありました。

 

学芸員からは、

「絵を見るときに、この絵を描いたのはいつごろかな?季節はいつなんだろう?とかよ~く絵をみていると沢山のヒントがかくれています。みんなが今感じたことを、発表してもらったのを聞いて、なるほど!!と思いました。」

 

「では、この2つの絵のおなじ所はどんなとこかなぁ?」

「…うつってる。」

「すごい!!今、いいこと言ってくれました。そう!水があって、景色が映っていますね。東山さんの絵は、鏡みたいに水辺に映っている絵が沢山あるんです。これからみんなで、“うつる”というものの作品を作ってみようと思います。」

 

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見本をみてもらい・・・

 

画用紙の反面にアルミホイルをのり付けしたものを準備します。

東山画伯の絵をヒントに、自分の思い思いの絵を、使い慣れたクレヨンで描きこみました。

 

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あっという間に楽しい図工の時間が終わってしまいました。

最後に、みんなの作品を囲み、“どんな場面を描いたか”と“自分が頑張ったところ”を発表しました。

 

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「色をきれいにぬるのをがんばりました!」

「海の色を深い所、浅い所、砂浜をぬるのをがんばりました!」

「虹をぬるのをがんばりました!」

と、みんな素直で、優しさあふれた、元気いっぱいに表現力のある、とても良い作品に仕上がりました。

 

学芸員より、

「目の高さにおいてみると、ホイルに映り込む絵が良く見えるよ!」

と教えてもらい、自分の作品を嬉しそうに手にしていました。