岐阜県東濃地域における歌舞伎(地芝居)
もともと娯楽性が強かった歌舞伎は、明治後期ごろ活動写真など新しい娯楽の出現とともに衰退していきましたが、岐阜県の東部に位置する東濃地域では戦時中も行われていたようです。戦後もGHQが歌舞伎の演目に規制をかけ、仇討ち、切腹ものは台本の検閲を受けた様子がうかがえます。
また、この地域には衣裳屋があり、師匠も何人かいて劇団を組んで近辺の催し物に出演したり興行を行うなどして途切れることなく続けられてきました。これがその後の保存会活動へとつながったといえます。
現在、岐阜県内には27の歌舞伎保存会があり、このうち16の保存会が東濃地域にあります。昭和40年に「東濃歌舞伎保存会」が発足し、第1回合同歌舞伎大会が大井東映劇場(恵那市)で開催され、全国で初めて民間による広域での文化保存活動が始動しました。現在16の保存会が加盟し、活動しています。
ほとんどの保存会で子供歌舞伎の取り組みがされています。平成3年には岐阜県教育委員会の指導により「岐阜県地歌舞伎振興協議会」が発足し、平成6年には後継者の育成等を目的として「岐阜県地歌舞伎保存振興協議会」が設立されました。
30年以上も前から民間主体で保存・伝承に取り組み、毎年、歌舞伎大会を開催しているこの地域の情熱に対して、多くの注目と期待が寄せられています。
●東濃歌舞伎の大会記録
※各歌舞伎保存会(東濃)及び恵那文楽のスケジュールは東濃歌舞伎保存会や恵那文楽の公式ページでご覧ください」 |