議長のお許しを得ましたので、市長選挙後初の定例市議会の開会に当たりまして、市政運営についての私の所信を申し上げ、議員の皆さん並びに市民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
私は、先の市長選において、みなさまのご支持をいただき、当選をさせていただきました。市民の皆さんの重い負託を受け、中津川市の市政を担わせていただくことになりました。私は、これからの市政運営にあたっては、みなさまの声をしっかり受け止め、その実現に向けて取り組んでいく所存でありますので、どうかよろしくお願いいたします。
さて、私は市長就任にあたりまして、最も大切にしていきたいことは、和と絆を育むまちづくりを推進する事です。市内を流れる無数の川が、木曽川に流れ込んで大きな川になっておりますように、市政の運営につきましても、1人1人の声が集まることで、まちづくりに繋がると考えております。みなさまからの声を受け止めることができますよう、風通しの良い一体感のあるまちづくりを推進してまいります。
具体的な取組みとして、少子化によります人口減少に対しては、子育て支援や教育を充実させ「子どもたちの笑顔が未来につながるまちづくり」に取り組むとともに、企業誘致や産業の活性化を図り「企業が元気で働く場があるまちづくり」を進めます。
人と人との絆が薄れる現象が顕著になっております社会崩壊に対しては、地域コミュニティの維持を支援するとともに、高齢者が住み慣れたまちで健康で、生きがいをもって安心して暮らすことができる「病院・福祉が充実し、人にやさしいまちづくり」に取り組みます。
市民の防災意識の高まりにつきましては、市民の生命、財産を守り、安心して生活のできる防災対策を充実し「災害に強く、安全安心なまちづくり」を進めます。
環境問題に対しましては、恵まれた自然を生かして、農林業を盛んにするとともに、自然環境を保護し人と自然の調和の取れた「ゆたかな自然を生かしたまちづくり」を進めます。
一方では、たいへん苦しい財政事情を考えますと、行財政改革は避けては通れない状況です。施設や建物をつくる事で、市民サービスが満たされていた時代は終わりました。人と人とのコミュニケーションを大切にしたサービスに転換していく必要もあります。そのためには「人づくり」が重要であり、大きな可能性をもった市役所職員の力を100%発揮できるような環境を整えます。その上で、施設の再編・充実による維持管理経費の削減を図るなど財政の健全化にも努めます。
今回の選挙で焦点になりました新図書館の建設につきましては、中止を公言いたしました。私は図書館が決して不要な施設とは考えておりません。人づくりの観点から、また、将来を担う子どもたちのために、生涯学習の拠点である図書館の役割は大きなものがあると思います。先人の築き上げた文化や想いが込められた書物に触れることの大切さは十分に認識しておりますが、今後の中津川市の財政状況を考えた時、新図書館の建設は中止すべきと判断しております。
しかしながら、中止にかかる費用等については、明確にされていなかったことから、現在しっかり数値等を精査して、市民のみなさまに公表させていただく予定です。
中津川市は、平成17年2月に市町村合併を行い既に7年が経過いたしました。合併の特例期間もあと3年で終了することから、将来のための基盤整備を行う大切な時期となっております。リニア中央新幹線の中間駅候補地が中津川市西部に決定したことから、広域の拠点としてのまちづくりを、県や近隣の自治体と連携して行っていく必要があります。岐阜県の玄関口としてだけでなく、全国に誇れるまちづくりをおこなってまいります。
また、平成24年度は中津川市制60周年を迎え、人間でいえば還暦にあたる記念すべき年です。こうした年を迎える事ができたことに対し、中津川市を支えてきていただいた先人のみなさまに感謝すると共に、今の中津川市を支えていただいているみなさまと力をあわせ、将来を担う子供たちへ夢を託してしっかりとバトンタッチができるよう努めてまいります。
「和と絆を育む」ことを大切にして、みなさんの声を受け止め一体感のある風通しの良いまちづくりを目指し議会との情報を共有。そして、しっかりとした議論を重ねてまいりたいと考えておりますので、皆様方のご支援を賜りますことをお願い申し上げまして私の所信表明といたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
H24.2.27 青山市長 所信表明(PDF)