中津川市東山魁夷心の旅路館 —版画作品常設展示館—

ホーム  >  心の旅路館について

東山魁夷 心の旅路館について

風景画家として独自の境地を確立し,日本美術画壇を代表する故東山魁夷画伯の版画作品(リトグラフ・木版画など)を展示しています。1994(平成6)年に画伯から作品500点余の寄贈を受け,開館しました。

心の旅路館外観

館は木曽路の入り口にあり,国道19号線沿いの「道の駅」賤母(しずも)敷地内に立地しています。「賤母」の地は,画伯の風景画家としての出発点となったところでもあります。

施設概要

開館日1995(平成7)年8月1日
敷地面積587.47m²
建築構造鉄筋コンクリート造 平屋建
建築面積376.62m²
延床面積307.54m²

木曽へのメッセージ

東山魁夷

美術学校へ入って最初の夏休みに友人と共に,木曽川沿いに八日間のテント旅行をしながら,御嶽に登ったのが,私を山国へ結びつける第一歩でした。

この旅の途中,山口村(現在の中津川市山口)の賤母(しずも)の山林で大夕立に遇い,麻生(あそう)の村はずれの農家に駆け込んで,一夜の宿を求めました。そこで私は思いがけないほどの温かいもてなしを受けたのです。

この旅で,それ迄に知らなかった木曽の人たちの素朴な生活と,山岳をめぐる雄大な自然に心を打たれ,やがて風景画家への道を歩む決意をしました。

それは画家を志した頃の緊張した気持,一つ一つ積み重ねてゆく意志的な努力と言ったもの,その象徴が北国の姿だったのです。このことが少年期を過ぎ青年になったばかりの私には,大きな人生の開眼であり自然の発見でもありました。

その後は何かに取り憑かれたように信州各地の山野や湖,そして高原へと旅を重ねて,四季折々の風景を描き続けてきました。

この緑濃い賤母の森蔭に「心の旅路館」と名付けた私の版画による展示館が設立されたのも,木曽路と私を結ぶ縁(えにし)の糸がだんだん大きく太くなった結果かもしれません。この地を過ぎる旅の人達にとって,暫しの安らぎと憩いの場になれば,誠に幸いに思います。

(1995年8月)
中津川市東山魁夷心の旅路館

岐阜県中津川市山口1番地15(〒508-0501)

電話0573-75-5222
ファックス0573-75-5225
電子メール 山口総合事務所あてメールフォームをご利用ください
2013.10.4