トップページ > 【FMラジオ】いにしえ街道なかつがわ 10月12日

【FMラジオ】いにしえ街道なかつがわ 10月12日

更新日:2013/10/15

<Radio80 岐阜FM放送 毎週土曜日 昼11:30~>78.3メガヘルツ(中津川中継局)

いこまいやろまい体験リポート



25fm_takamine1(リポーター 豊田晃輔)
◆フォークジャンボリー開催の地でギターづくり
 
高峰(たかみね)楽器製作所の寺崎誠さんにお話を伺いました。高峰楽器製作所は昨年50周年を迎えました。会社名である「高峰」は、会社から見える小高い高峰山にちなみ、7年前に現在の新工場に移ってからは、名実ともに高峰山のふもとに位置する高峰楽器となっています。
 創業当時は主に委託生産OEM事業を行っていましたが、1970年代後半から、社名を冠したタカミネギターの製造に専念するようになったといいます。特にアコースティック・ギターの音を電気的に増幅するピックアップシステムの開発にいち早く着手。世界で2番目、日本では初となるエレクトリック・アコースティック・ギター(エレアコ)を生産。エレアコは、ギターとして十分に生音のサウンドを楽しむことができる上に、アンプやPAなどの音響機器につなげば、ナゴヤドームなどでも使えるほどの大音量を得ることができ、プロ、アマ問わず使えます。エレアコは世界的にも市民権を得ており、最近ではアコースティック・ギターとあまり区別されなくなってきているといいます。
 エレアコの開発当時、アメリカ西海岸を中心にした、ウエストコートミュージックが、バンドの中でアコースティック・ギターを使っていました。当時のミュージシャンズ・ミュージシャン、ライ・クーダーがタカミネギターを使うようになり、ほかのアメリカのプロミュージシャンにも広がり、やがて逆輸入で日本でも紹介されました。現在では世界中のアーティストに使われるブランドとして成長。同時に、中津川で製造されるタカミネギターは、海外64カ国の代理店へ出荷されています。ちなみに、海外ではイーグルスや、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボンジョビなど、国内では南こうせつさんや、TUBEの前田さん、春畑さん、そして長渕剛さんなどが愛用しています。
 モノづくりの国日本として、木工業、塗装ではトップクラスであり、最新のCNCルーターやレーザーカットマシンを導入。クラフトマンシップ、人の手に支えられているのがメイドインジャパンの強みで、世界的に認められている証明ではないでしょうか。
 また、高峰楽器製作所では、「ふれあいコンサート」という、チャリティーコンサートが行われています。高峰楽器では、音の出るものを作っている事業所として、地元の皆さんに少しでも還元したいという願いから始められました。地域のお子さんの音楽教育の充実に少しでも役立てばと、収益は全て中津川市教育委員会に寄付されます。
 今年は12月を予定しており、ホームページに掲載予定です。また、工場見学も行われているため、普段触れることができないギター製作の工程を見ることができます。1週間前迄の予約制となっていますのでぜひ体験してみてください。連絡先は高峰楽器製作所。電話番号は0573-75-4185。 

 中津川に住もう

◆中津川の森から式年遷宮へ~ヒノキのつなぐ縁
 先日、三重県の伊勢神宮で執り行われた「式年遷宮」にも使われた木曽ヒノキについて、東濃森林管理署長の間島重道さんにお話を伺いました。
 東濃森林管理署は、国が所有する国有林の管理経営を現場で行い、以前は営林署と呼ばれていました。全国に98ある森林管理署のうちの一つで、岐阜県内の木曽川流域6市町にある国有林、約22,000haを管轄し、これらの国有林が持っている様々な役割が、バランスよく発揮できるように間伐などの森林整備や治水工事などを行っています。
 今回の式年遷宮にも使われたヒノキのある森は、木曽地域から裏木曽地域にかけて、樹齢300年から400年にもなる天然のヒノキが分布しており、木曽ヒノキと呼ばれています。木曽ヒノキやサワラなどの「木曽五木」の大木がこれだけまとまって見られるのはこの地域だけで、全国でも貴重な森林だと言えます。かつては豊臣秀吉や徳川家康の所領にもなり、江戸時代には各地の城の築城などにも使われた歴史があります。
 現在、同管理署の管内には中津川市加子母の裏木曽国有林内に、木曽ヒノキ林が約730haあり「木曽ヒノキ備林」として管理されています。今回の式年遷宮に使われたヒノキの伐採は、平成9年10月に「斧入れ式」、平成17年6月にご神体を納める「御樋代」に用いられる木材を伐採する「御用材伐採式」が行われ、「三ツ緒伐り」という方法で伐採されました。伊勢神宮で木曽ヒノキ備林のヒノキが使われるようになったのは、資料によると1300年代に美濃国のヒノキが使われたという記録があり、江戸時代には尾張藩の直轄地となりましたが、1700年代から本格的に伊勢神宮の遷宮で使われるようになったといいます。
 木曽ヒノキ備林は、戦前は「神宮備林」と呼ばれ、宮内庁が所管していましたが、戦後は「国民の森」として、伊勢神宮に限らず直径が大きく長い木材が必要な文化財などの木造建造物の修築に用いられ、最近では名古屋城の本丸御殿の復元にも使われています。この貴重な森を守っていくために、地元の中津川市市民で組織された協議会と森林管理署が協力して、国有林の一部を「裏木曽古事の森」として森づくりを取組んでいるほか、地元の協議会や有志の方々、地元の中学生による森林整備作業も行われています。
 管理署長の間島さんは「中津川市は全国でも有数の森林・林業地帯であり、地域の皆さんには大変熱心に取り組んでいただいており、感謝しています」と話していました。
 普段、国有林は一般公開されていませんが、10月19日(土)20日(日)に「裏木曽古事の森育成協議会」が主催する、森林見学会「御神木の里で木曽ヒノキの文化と歴史を語ろまいか」が行われます。参加申し込みは10月15日(水)までに「裏木曽古事の森育成協議会(付知総合事務所内)」電話番号0573-82-2111まで。
 また、学習や研修などを目的として団体で入林することは可能です。「東濃森林管理署」電話番号050-3160-5675までお申し込みください。
 間島さんは「東濃地域には貴重な森林があることを知ってほしい。また、岐阜県は全国でも森林・林業に熱心に取り組んでいる地域。木材は循環が可能な資源で木材を積極的に使ってほしい」と話されていました。

(リポーター 西野靖浩)

週末インフォメーション
①花馬祭り 10月13日(日)とき 9時から ところ 坂下神社と坂下駅周辺
 問 花馬まつり実行委員会 ☎ 0573‐75‐4444(土日祝日休み)

東山道もみじ祭り 10月20日(日)とき 9時から14時30分 ところ 湯舟沢河川公園
 問 中津川市神坂(みさか)事務所 ☎ 0573-69-4111

こんな時には

暮らしのガイド

もっと見る

▼よくある質問と回答