3.民宿など観光宿泊施設と情報通信
出典: 中津川市公式ホームページ
昨今の旅行先に関するニーズを現すキーワードとして「安・近・短」が挙げられるとされています。相次ぐテロや伝染病の流行による海外旅行者の伸び悩みがあり、リラックスやリフレッシュを目的とした安くて近場への短期間の旅行のニーズが増えているといわれています。
特に国内旅行で言えば、インターネットの普及による観光情報や宿泊情報の参照機会の増加により、旅行社などを介さずにユーザー自ら直接に宿泊を予約するなどして旅行費用を抑えることが日常的に行われるようになってきています。
このような状態を国土交通省は「インターネット販売の最大の特徴は、商品情報の提供に加えて、予約や販売を可能とする双方向性、リアルタイム性、安価な流通コストにある。これらの特徴により、低価格での旅行商品の提供が可能となるとともに、旅行者にとっては、自宅で空席の確認、予約、購入を瞬時に行うことができるようになり、さらには、その双方向性を生かして、旅行業者に対して様々な質問を投げかけることも可能となっている」と分析しています(平成18年版観光白書)。
例えば馬籠観光協会のホームページには、「お宿の紹介」として10の施設が登録されていますが、ユーザーの参照比較に耐えうるよう、多くの写真やFlash動画、Javaを使った空室確認など様々な工夫が施されたページとなっています。
馬籠地区は合併後も市外局番が「0264」で南木曽局舎に依存しているためADSLの提供されるエリアですらなく、ホームページの更新や予約の確認などにも時間がかかり、宿泊客が就寝してからしか回線を占有できないなど、非常に苦労をしていると伺っています。
中津川市の重要な観光資源であり、伝統ある文化歴史スポットである馬籠地区の振興基盤としての必要性にとどまらず、超高速ブロードバンドによる参照に耐えうる情報デザインやブランディングは、中津川市全体の観光政策の組み立てにおいて不可欠な視点であると言うことができるでしょう。
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