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2008年6月2日市議会での市長の所信表明
出典: 中津川市公式ホームページ
平成20年6月2日に開会した平成20年第3回中津川市議会(定例会)において、市長が2期目のスタートにあたり所信表明を行いました。
ここに、その全文を掲載いたします。
議長のお許しを得ましたので、市長選挙後初の定例市議会の開会に当たり、市政運営についての私の所信を申し上げ、議員の皆さん並びに市民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。少し長くなって恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
さて、私は、合併後初めての、さきの市長選挙において、多くの市民の皆さんのご支持をいただき、当選させていただきました。市民の皆さんの重い負託を受け、市長として2期目の市政運営を担うことになりました。私は、選挙戦を通じて、市民の皆さんの期待の大きさを肌で感じ、市長としての責任の重さに改めて身の引き締まる思いであります。 さて、2期目の市政運営の基本方針としては、①財政の健全性を確保し、②市役所改革を実施し、③公約を風化させることなく、市民が望む必要な事業を実施することとしています。
財政の健全性確保については、まず、借金を増やさないために、①借金を返す以上には借りません。つぎに、借金を減らすために、②国、県の補助金を獲得し、少ない市のお金で事業を実施します。また、借金する場合も、③合併特例債など、返す時に国がお金を一部出してくれる有利な借金を活用します。さらに、④利率の高い借金は、繰上げ償還により早く返します。⑤市役所改革を実施し、総人件費を抑制します。
市役所改革については、市役所にとってお客様である市民の皆さんの期待に確実に応え、限られた職員と予算で行政サービスをしっかりと提供する力強い市役所に変革します。そのため、職員とのコミュニケーションに努め、意識改革により四つの市役所気質を変え、仕事を通じて市役所力をアップし、楽しくやりがいのある市役所にします。特に、合併した8市町村は運命共同体です。合併を成功させるためにも、「多様性のなかの統一」の理念に従い、まちと中山間地をそれぞれ発展させなければなりません。そのため、地域総合事務所やコミュニティーセンターに権限と予算を移転して、分権的な市役所に変え、それぞれの地域の問題を現地で素早く解決します。
市民が望む必要な事業を実施することについては、公約である「四つの姿勢と八つの取組み」を風化させることなく、財政を悪化させない範囲で、出来るだけの投資を行い、行政のサービスレベルをより高めて、より光り、よりいきいきとした、ふるさと中津川市を実現してまいります。
公約の「四つの姿勢」として、①「公僕」として、信頼第一に、公平公正な行政を行い、約束を守ります。②「身近な市長」として、対話を大事にし、市民の願いを受け止めます。③「行政経験者」として、「実行の市政」を進めます。④「経営者」として、市民が主役の行政に変えます。その上で、公約の「八つの取組み」として体系的に36項目を実行し、中津川市の明るい未来を創ってまいります。この「八つの取り組み」の重点取り組みとして、まず、①地域では、産業振興に取り組み、UIターン住宅などの住宅施策と医療費無料化などの少子化対策の3点セットで人口減少防止に取り組み、心のかようコミュニティーを形成するため、各種サークルなどを育成、支援し、住民の居場所と出番づくりに取り組みます。②環境では、地球環境問題解決に貢献する意味からも、ごみ減量を推進するとともに、太陽光発電、小水力発電を推進するなど環境にやさしいライフスタイルへの変革に取り組み、環境先進都市をつくります。
私は、2期目の市長就任早々、この重点施策を含め市民の願いである「八つの取組み」36項目の公約を実現するために、職員の意欲、チャレンジ精神を尊重し、全課長補佐、係長を対象に庁内公募を行い、これに基づいて5月15日付人事異動で、すべての公約について担当者を指名しました。そして、それぞれの公約をどのように実行していくかを取りまとめるよう指示いたしました。以下、その検討結果を踏まえ、ご説明申し上げます。
まず、大きなテーマの1点目の「生活者の視点に立ち、市民が主役の行政に変えます。」について、「日々新たなスピード行政、効率行政を進めます。」ということで、6項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「市政の実情を分かりやすく説明します。」では、「モニター」の力をお借りして、「職員みんなが広報マン」として、常に情報提供を行う体制作りを進め、「広報なかつがわ」はもちろん、ホームページ、報道機関などさまざまなメディアの特性を活かした市政情報の提供に努めます。
次に、2番目の施策といたしまして、「市政に関する女性懇談会を継続します。」では、特に気軽に語り合える懇談会を心がけ、引き続き女性の感性を市政運営に活かしていきます。
次に、3番目の施策としたしまして、「新たに若者懇談会、高齢者懇談会を開催します。」では、若い方々の斬新なアイデアや、人生の先輩方のアドバイスを市政に反映していきます。
次に、4番目の施策といたしまして、「市民による行政改革委員会を設置し、更なる行政改革に取り組みます。」では、これまでの市民による行政評価の結果を踏まえ、850人体制の実現に向けて、スピード感を持って行政改革を進めるため、市民による行政改革委員会を立ち上げ、市民と行政の協働で行政改革を進めます。
次に、5番目の施策といたしまして、「地域総合事務所、コミュニティーセンターの権限を強化します。」では、「現地主義」を基本とし、それぞれの権限と予算でスピード感を持った行政サービスを行います。
特に市民要望が高い地域の身近な道路の維持補修については、総合事務所長権限ですぐに対応するとともに、今回の人事異動で配置を行いました企画担当を「地域の仕掛け人」として、まちづくりに取り組みます。
次に、6番目の施策といたしまして、「職員とのコミュニケーションに努め、力強い市役所に変えます。」では、庁内の各会議の場を通し、職員とのコミュニケーションを図り、意識改革に努めるとともに、特に公約実現といった仕事を通して、オンザジョブでのコミュニケーションを進め、市役所が1枚岩となって事業の推進を図り、力強い市役所に変えていきます。
次に、大きなテーマの2点目の「親の心、子の心を大切にする教育により子供たちの未来を確かなものにします。」について、「子供たちの生きる力を育てます。」として、4項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「親の意見を教育現場に反映します。」では、「すべては子どもたちのために」という理念のもとに、PTAや保育園保護者会など市民の声を直接聞く機会として、引き続き移動教育委員会を開催し、親と子、教育委員会が方向を同じくして、よりよい教育の実現を目指してまいります。
次に、2番目の施策といたしまして、「幼児教育、小学校低学年教育を充実します。」では、「読み書き計算の力向上」と「自然体験やふるさと教育の充実」を図るため、総合的な学習や生活科等の授業の一環として、地域の自然に触れることや地元文化イベントへの参加等の体験的な学習を更に進めます。その際、学校間の連携に努めます。
次に、3番目の施策といたしまして、「小学校高学年までに学習法を身に付けさせ、基礎学力を向上させます。」では、基礎学力の評価分析に努め、市独自で設けている教育課題推進指定校制度を活用し、教員の指導力の向上のための研修を重ね、その成果を教員相互で共有し、授業に反映して、子どもたちの基礎学力の向上につなげてまいります。
次に、4番目の施策といたしまして、「学校の耐震化を推進します。」では、未来の中津川市を担っていただく子供たちが1日のうちで大半の時間を過ごす場である学校をすべて耐震化し、地震災害から子供たちを守ります。あわせて地域住民の避難場所としても整備してまいります。
次に、大きなテーマの3点目の「人と人との絆を深め、仲よく生き生きとした地域社会をつくります。」については、「互いに助け合うコミュニティーをつくります。」として、3項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「公民館や集会所などコミュニティー施設を充実します。」では、既存の公民館や集会所を活用し、居場所と出番づくりの拠点として整備支援を進め、協働のまちづくりに取組みます。
次に、2番目の施策といたしまして、「各種サークルなどを育成、支援し、居場所と出番づくりを進めます。」では、自立的な各サークルが各公民館などを拠点に活発な活動を展開できるよう支援し、地域づくりにつなげていきます。特に、地域の人的資源として団塊の世代がその能力を生かしてコーディネート役になれるように、出番づくりに取り組みます。
次に、3番目の施策といたしまして、「UIターン住宅を整備するとともに、高齢化率の高い集落のコミュニティー維持を支援します。」では、産業振興、住宅政策、少子化対策の3点セットで、人口の減少防止に取り組み、コミュニティーを維持してまいります。特に、高齢化率の高い中山間地に若者を誘導するため、入居期限付きのUIターン者用住宅を整備するとともに、UIターン者が地域に溶け込み、将来的に地元で自分の戸建て住宅を保有しやすいような仕組みづくりを進めます。その際、空き家住宅の活用などの施策にも取り組みます。なお、住宅の建設においては、地場産材を活用し、林業など地域産業の活性化に繋げてまいります。
高齢化率の高い集落のコミュニティー維持については、地域の枠を越えた新しい形態のボランティア活動を育成してまいります。
次に、大きなテーマの4点目の「いきいきとしたふるさと中津川を創ります。」では、まず「安心できる暖かい福祉のまちをつくります。」として、5項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「障がい者の『育つ・学ぶ・働く』を大事にする行政を進めます。」では、具体的には「障がい者教育の充実」と「障がい者雇用の拡大と自立支援」を進めます。
「育つ」では、引き続き、発達支援センターつくしんぼを拠点として、各地域の発達支援センターが連携を深め、それぞれ身近で訓練が受けられるようにします。その際、個々を大切にして、何ができるようになるかに重点を置いて、障がいの早期発見と療育の早期実施に努めてまいります。
「学ぶ」では、特に発達相談のシステムを整備し、早期からの就学指導、就学相談を充実するとともに、特別支援指導助手を配置し、個々の実情に応じて特別支援教育を充実してまいります。
「働く」では、県下初となる「障害者雇用促進協議会」の運営を支援し、障がい者雇用の拡大と自立支援に取り組みます。また、障がい者授産製品の販路拡大や、新たな授産製品づくりを支援していきます。
次に、2番目の施策といたしまして、「子育て支援を充実します。」では、発育、発達、しつけ、食育を含め、子育ての悩みや不安のある人へのきめ細やかな相談対応を図ります。その際、「子どもは地域の宝」を合言葉に、地域の高齢者の方のお力を借りながら、地域での子育ての場を創出していきます。
次に、3番目の施策としたしまして、「介護予防も含めた総合的な健康づくりを進めます。」では、「栄養、休養、運動、趣味」を健康の4要素として、いつまでも住み慣れた地域で、自立した生活が送れるように、生涯にわたる介護予防も含めた「総合的な健康づくり」に取り組みます。その際、地域やグループでの活動に支援してまいります。また、「健康は自分で創る自分の宝」を合言葉にPRに努めてまいります。
次に、4番目の施策といたしまして、「市民病院、坂下病院の医師、看護師の確保に取り組みます。」では、大学病院への医師派遣要請を継続するとともに、研修医プログラムを充実し、臨床研修医の確保に取り組んでまいります。また、「奨学金制度」をより充実して地元出身の医師確保を図ってまいります。また、患者さんへの手厚い看護と医師の負担軽減及び病院収入の確保につながる「看護体制7対1」を目指し、奨学金制度の充実を図りながら、看護師の確保にも努めてまいります。医師看護師の皆さんの待遇の改善にも努めてまいります。
次に、5番目の施策といたしまして、「安い料金で移動できる福祉バスを導入します。」では、当地域のおかれている地理的条件や、関係法令など、公共交通に対しては非常に厳しい条件下にありますが、公共交通会議を設置して各地域のバス運行のあり方などを探るとともに、地方における政治課題の一つとして取り組み、学生や、高齢者等の移動手段をお持ちでない方への互助交通サービスの実現に取り組んでまいります。
次に、「安全で便利な暮らしをつくります。」として、4項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「安全安心のまちづくりを推進します。」では、「中津川市安全安心まちづくりモデル都市宣言」を行い、「中津川市安全安心まちづくり条例」を制定し、「中津川市安全安心まちづくり」の基本計画及び実施計画を策定し、市民をはじめ家庭、地域、学校、市役所、警察など多くの関係機関が連携して各種事業を行ってまいりました。
今後も、啓発に努め、安全安心に対する市民の意識向上を図り、コミュニティー活動を活発にし、地域、家庭における人と人の絆を強め、「非行防止といじめ防止」など実施計画のさらなる推進を図ってまいります。
特に、「身の回りの危険の除去」につきましては、区長会や学校、PTAと連携して、市民の目線から優先順位を判断し、現地主義で具体的に事業を推進してまいります。
また、「やさしい運転による交通安全の確保」につきましては、危険な交差点の解消を目指すとともに、歩行者、高齢者や対向右折車に対するやさしい運転の啓発に努めてまいります。
次に、2番目の施策といたしまして、「住宅耐震化を推進し、自主防災組織を強化します。」では、「住宅の耐震化の推進」として7月から木造住宅耐震診断を無料化するとともに、住宅耐震化条例を制定し、地域特性を考慮しながら計画的に耐震化を誘導し、予防的に地震災害時のリスク軽減を図ります。「自主防災組織の強化」につきましては、自主防災組織が地域防災の要であることから、自助、互助で被害の拡大を防いでいただくため、災害時要援護者、情報弱者のサポート体制を確立できるように、地区計画や避難マニュアル等を整備し、地域の実態に即した防災活動を展開していきます。一方で、防災士の養成、自主防災リーダー研修等で技術力・知識力の向上により地域防災力の強化を図っていきます。
また、防災訓練、出前講座等を通して防災意識の高揚を図り、市全体の防災に対する対応能力のアップに結びつけていきます。
次に、3番目の施策としたしまして、「光ファイバー網を活用して行政情報サービスを向上させます。」では、良質な通信網は、高規格の道路網と同様に、地域での生活の質を向上させるためには不可欠なものという認識の下、市役所の持つ各情報を、市民の目線やその必要とする目的により再編し、簡単便利に使えることを主眼とした情報の出し方を充実してまいります。特に、在宅療養や在宅介護に対する支援や、独居の高齢者の安心安全を支援する情報サービスを早急に検討します。
次に、4番目の施策といたしまして、「南北交通軸等の強化に取り組みます。」として、「青木斧戸線建設促進」では、南北交通軸として地域が発展してゆくために国道19号と国道257号を直結する青木斧戸線が必要であり、結果として合併を成功に導くことが出来るものと考えており、地元県議や関係機関の支援をいただきながら、県事業として採択していただくよう、要望を強化してまいります。
次に「神坂スマートインター建設促進」につきましては、観光や生活における利便向上のみならず、馬籠の世界遺産登録や恵那山トンネルの緊急時対策の観点から、国、県などと連携を強化しながら、地元の協力を得て事業化に向け取り組んでまいります。
次に、「産業を活発にし、働く場を充実します。」では、5項目の施策を進めます。
まず、1番目の施策といたしまして、「旧町村地域への展開も含め、市内の企業立地を支援し、雇用対策を進めます。」では、既にご承知のとおり、国内最大手の合板企業の加子母地内への進出が決定しておりますが、引き続き既存企業を中心に企業ニーズの把握に努め、企業立地奨励措置等立地支援策を展開してまいります。そのほか、企業誘致フェアへの出展、適地調査等立地施策を展開して、産業の振興、雇用の場の確保、地域の活性化を進めてまいります。
次に、2番目の施策、「農業・林業・畜産業などのブランドを育て、地産地消を推進します。」として、農業、畜産業については、「安全安心な食糧つくりの推進」を柱に、地産地消を展開し、夏秋トマト、栗、シクラメン、飛騨牛に習って地域特有の農業ブランドを更に育成してまいります。
二酸化炭素の吸収源や水の供給源として、森林の担う役割は大きいものがあり、産直住宅については、山林施業から工務店に至る各業の創意工夫による課題解決を支援してまいります。名古屋城本丸御殿復元整備事業、名古屋で開催予定の第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)などをビジネスチャンスと捉え、交流を積極的に進めながら、産直住宅の顧客の獲得につなげてまいります。
次に、3番目の施策、「中心市街地活性化基本計画を推進し、まちに賑わいを呼び戻します。」につきましては、5月末に国に基本計画の申請を行いましたので、今後は国の認定を受け、民間事業者と協働しながら、計画の着実な実施に向けて、駅前駐車場の無料化の取り組みや、にぎわいプラザの充実など、できることから取り組み、中心市街地の活性化を図ってまいります。
次に、4番目の施策といたしまして、「広域の観光資源を結びつけ、観光客を誘致します。」では、昨年12月に発足した中津川市観光振興連携会議と協働し、県際交流も含め周辺地域と連携し、点在している観光資源を線でつなぎ、将来的に面の観光へと展開して、広域観光を推進してまいります。
具体には、中津川市観光振興ビジョンの策定をするとともに、歴史街道・文化・自然・食文化・温泉施設等のネットワーク化を推進します。さらに、中津川市観光連盟設立を目指して、準備委員会を立上げてまいります。
次に、5番目の施策といたしまして、「ジョイセブン、ワーカーサポートセンターの運営に支援します。」では、加入率、事業内容が全国トップレベルである「ジョイセブン」につきましては、充実したサービスの提供などで、会員の加入促進や運営の効率化に取り組むようを支援してまいります。
「ワーカーサポートセンター」につきましては、能力開発、各種相談、職業紹介等勤労者の総合的支援を行っておりますが、若者の地元定着、ニート・フリーター対策、雇用ミスマッチ解消、就職支援等雇用対策を支援し、勤労者が生涯にわたって安心して働ける環境づくりに支援してまいります。
次に、大きなテーマの5点目の「豊かな自然と独自の歴史・文化が光るふるさと中津川を創ります。」について、まず、「豊かな自然ときれいな中津川をつくります。」として、4項目の施策に取り組んでまいります。
まず、1番目の施策といたしまして、「環境にやさしいライフスタイルへの変革を進めます。」で、「ごみ減量の推進」と「太陽光発電、小水力発電の推進」などを掲げておりますが、先に応募しました「環境モデル都市」の方向性を具体化するため、「全市環境ISO運動」の中で、市民、事業所、行政が協働し、環境にやさしいライフスタイルへの変革の推進を図ってまいります。「ごみ減量の推進」では、レジ袋有料化推進協議会を母体に、事業所、市民団体、行政が一体となって推進し、レジ袋有料化開始に向けて、全市を上げて取り組み、ゴミ減量とともに、地球温暖化防止につなげてまいります。
また、「太陽光発電の推進」につきましては、今までも公共施設への設置を行ってきておりますが、省エネルギー、ランニングコストの削減からも、今後も公共施設あるいは住宅への導入を推進してまいります。
「小水力発電の推進」につきましては、市民と協働により、設置場所の選定、全体計画を立案し、平成21年度に防犯灯の整備に役立てるようなモデルを設置し、市民にも自然エネルギーのすばらしさを知ってもらうように推進してまいります。
次に、2番目の施策といたしまして、「下水道整備のスピードをあげます。」では、「豊かな自然ときれいな中津川をつくります」の柱として、坂本地区の公共下水道整備を推進してまいります。特に、今回の補正予算にも計上させていただきましたが、処理場予定地の地権者全員の同意が得られましたので、中津川地区の公共下水道整備と同様にいっそうスピードを上げて整備を進めてまいります。
次に、3番目の施策といたしまして、「自然共生型の河川整備を行い、癒しと憩いの場をつくります。」では、豊かな河川環境を散策できる川沿いのウオーキングの道づくりを、地域のみなさんと「協働」で進め、併せて、その川をとりまく風土や特性を育くみながら自然共生型の河川整備を進めてまいります。
次に、4番目の施策といたしまして、「景観条例に基づき美しいまちづくりを進めます。」では、景観計画、景観条例に基づき、「本町中山道景観協議会」など各地区において、まちづくりに対する市民の積極的な取り組みに支援を行ない、山や川の美しい自然環境と中山道宿場町に代表されるまちなみ景観を守り、育て、つくってまいります。
また、景観に対する施策としてだけではなく、木造住宅耐震補強等の住宅施策との連携や、ウォーキングの道づくり、世界遺産登録、観光施策等他の施策とも連携して取り組んでまいります。
次に、「キラリと光る歴史・文化の中津川をつくります。」では、5項目の施策に取り組んでまいります。
まず、1番目の施策といたしまして、「地歌舞伎、恵那文楽等地域芸能文化活動を支援します。」では、本年こけら落としとなる蛭子座をはじめ、市内の芝居小屋3座を活用した地歌舞伎イベントを開催し、文楽2団体をはじめ、郷土芸能団体の活動を支援してまいります。また、子どもの文化活動を推奨しながら、郷土芸能団体の後継者の育成を進めてまいります。
次に、2番目の施策といたしまして、「歴史的・文化的に価値ある建物・資料の保存に努めます。」では、中山道、飛騨街道沿いにある歴史的・文化的建造物を、後世に引き継ぐとともに、各地域の歴史を実証する資料や文化財の保存・管理に努め、展示し、活用を図っていきます。特に、世界遺産登録に関連する中山道の国指定史跡と峠地区の建造物の有形登録文化財指定を進めます。
次に、3番目の施策、「自然と歴史・文化を体感できるウオーキングの道づくりを進めます。」では、なかつがわウォーキングの道づくり推進市民会議と協働し、また、日本ウォーキング協会及び関係団体とも連絡を密にし、中山道、東山道はもとより市内各地のこみちを歩くルートづくりを進め、その情報発信を通して観光や健康づくりに繋げます。
次に、4番目の施策といたしまして、「日本を代表する観光地である馬籠と妻籠を連携し、世界遺産登録を進めます。」では、南木曽町、岐阜県、長野県と連携し、また、住民と一体となり登録に向けて気運を高めて行く必要があり、世界遺産としてふさわしいまちの景観づくりを推進するなかで、島崎藤村の歴史小説「夜明け前」を体感できる歴史・文化空間を保護するとともに、過去から引き継がれた貴重な文化遺産を活用しながら、世界遺産登録の取り組みを進めてまいります。
最後に、5番目の施策といたしまして、「地域における文化団体、スポーツ団体の活動を支援します。」では、文化スポーツの各団体と連携して、施設を充実し、指導者の育成や本物に触れる機会の拡大を図るとともに、各文化団体、スポーツ団体の自立に向けた支援をしてまいります。
特に生涯スポーツ活動のはじまりである、スポーツ少年団、ジュニアスポーツクラブ、ふれあいクラブといった子どもの文化スポーツ活動に支援をしていくとともに、総合型地域文化スポーツクラブの支援に力を入れてまいります。
以上、公約に掲げた施策の具体化については、中期事業推進計画の中に位置づけて、その必要性や可能性に照らして優先順位をつけて取り組みます。また、情勢の変化に対応して柔軟な姿勢で方針を見直しながら取り組みます。
「意志あるところに道あり」の船乗り精神で、厳しい財政事情という荒海を乗り越え、ひたむきに目的地を目指してまいります。引き続き市民の皆さんとの対話を進め、議会とは緊張感を保ちつつ、情報を共有しながら、緊密に連携して取り組んでまいりますので、皆様方の絶大なるご支援を賜りますことをお願いを申し上げまして、2期目の市政をスタートするに当たっての私の所信表明とします。
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